『平成のジャンヌダルク』淡交社・納屋会長

『平成のジャンヌダルク』 画家 八十山和代

2004年10月14日、淡交社の納屋会長が他界された。ショックで15日のお通夜には、一時間も早く納屋会長の自宅に着いた。手を合わせ、会話する。
私の個展のオープニングパーティーの際は、長年において発起人代表を快く引き受けて下さった。海外展の為に出かける時は薬や扇子など持たせて下さり、まるで親のように気にかけて下さった。
2003年10月。11月の二子玉川高島屋で開催する個展のオープニングパーティーの発起人代表をお願いしに淡交社に行く。6階の役員応接室に、葉巻を燻 らせながら納屋会長が現れる。(星野秘書室長同席) ソファーにドンと座り、豪快な大きな声で「八十山さん、あんたは『平成のジャンヌダルク』だ。」
私「え、私、殺されちゃうんですか?」と内心嬉しかったが照れながら言う。
納屋会長「いろんな人が僕の所に相談に来る。人を紹介して欲しいとか、何々がしたいとか、自分で考えようとしない。皆、人のふんどしで相撲を取りたがる 人ばかりだ。八十山さんは、長い付き合いをしているが、一度も僕に頼み事をしたことが無い。それどころか、誰の紹介も無しにたった一人で、外国に行き、人 脈を作り、国家事業レベルの個展をいくつも成功させ、その人脈を日本に持って帰って来る。これからの日本はこんな女性が必要なんだ。八十山さんは、平成の ジャンヌダルクだ。」
涙が出るほど、嬉しかった。納屋会長は私をしっかり見ていたのだ。
その言葉が私の大きな支えとなった。
次の画集を出版する時には、挨拶文として納屋会長に『平成のジャンヌダルク』を書いて頂こうと楽しみにしていた。
まさか、一年後に天に召されるとは夢にも思わなかった。
納屋会長、納屋会長から頂いた『平成のジャンヌダルク』は餞の言葉となって、私の体の中でさらに大きくなり生きています。
納屋会長、私に生きる喜びと希望を与えて下さり、本当に有り難うございます。心から感謝しています。
天国からも、大好きな葉巻を燻らせながらこれまで同様、私を励まして下さい。どうか安らかにお眠りください。


カテゴリー: パワーを頂いた励ましの言葉   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です